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ロックの部屋

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GRATEFUL DEAD

グレイトフル・デッド『IN THE DARK』



1966年、サンフランシスコで結成されたウエストコーストを代表するグループ、【グレイトフル・デッド】。

グレイトフル・デッドと言えば、【ジェファーソン・エアプレイン】の名前も必ずペアのように出てくる当時のヒッピーやワラワームーヴメントの象徴的なサンフランシスコのロックバンドでした。

60年代はドラッグ体験を元にしたサイケデリックなサウンドが持ち味だったようですが、私もジェファーソン・エアプレインの事は知っていてもこのバンドのことはほとんど知りませんでした。身近にも、かなり有名だったにもかかわらず、好きだった人はいなかったし、雑誌などにも大きく取り上げられたことはなかったと記憶しています。日本では残念ながら人気がなかったグレイトフル・デッドでした。

それても、ずっと気になっていたグレイトフル・デッドですが、たった一枚だけアルバム持っていました。それがこの『IN THE DARK』というアルバムです。これは1987年に発表されたアルバムです。全米で6位に入るヒット作となりましたが、これがバンド最大のヒット作だったという話です。なるほどセールス的にも、ビッグネームの割にはそれほど大きなものではなかったようですね。

音のほうですが、さすがに1987年ともなればサイケ臭さなど微塵もありません。バンドの看板ジェリー・ガルシアの軽やかなギターが耳に残るレイドバックしたサウンドです。ホッとするような片意地張らなくても聴ける気持ちいいサウンドです。サイケ時代にも比較的穏やかなサウンドだったらしいので、ヒッピー達にはさぞ心地よかったのかもしれません。

悪くはないけど、私的にはもうちょっと緊迫感があるロックの方が好みですかね。ジェファーソン・エアプレインのほうがやはり良いです。

バンドの顔、ジェリー・ガルシアの容姿はサングラスを掛けて顎髭もじゃもじゃで温厚そうな優しいおじさん風、赤と白の洋服を着ればそのまんまサンタクロースになれそうな人です。

そして1995年、残念ながらジェリー・ガルシアは亡くなってしまいました。日本では新聞の社会面の訃報欄に小さく載っていた程度だったということは覚えていますが、アメリカでは60年代文化の大きな象徴的な人物として死を悼み追悼されたということです。




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